肺がんの父をもっていた管理人です。がん発覚から死にいたるまでを書きました(2008年2月1日死亡)。また脳梗塞の母のことも少し書いていましたが、2008年9月2日、母に大きな変化がありました。そして、2009年6月25日亡くなりました。簡単ですが、その間のことも書きました。
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大晦日。妹が29日、30日と夜来て、父の部屋に泊まってくれた。午前中、妹に留守番を頼み買い物へ行った。小さなおせち料理など買ってきた。父は飲食ができないので母と2人分だけ。母はとても小食だし、私もそれほど食べる方ではない。作るのも面倒なので、何かないかと思って、いつも行くフードセンターへ行ったら、ちょうどいい量のミニおせちがあった。

妹がいる間はよかったが、妹が帰った後は、ずっと父を見ているわけにもいかない。それでも10分に一回くらいは部屋を覗くようにしていた。あるとき、よく寝ているな思って、次に行くと、父が部屋の外に座り込んでいる!「どうしたの?こんな寒いところにいたら風邪引くよ!」と言って、部屋に入れようとしたが動かない。這わせてなんとか部屋に戻した。ベッドのてすりなどにつかまってなんとか2~3歩、それも倒れそうになりながら、ひきずるようにしか歩けない人が、どうしてこんなに無理をして部屋の外に出たのだろう?理由を聞いたら、何かがあったので確かめようとした、と言った。どうやらまた幻覚らしい。

病院では、車椅子に乗せるのにも抱きかかえて乗せて、ほとんど1歩も歩けなかったが、家へ来てからは、ベッドの横においてあるポータブルのトイレまで、ベッドの手すりにつかまってなんとか歩く。フラフラで、今にも尻餅をついてしまいそうだが。

今日は、訪問看護師さんとヘルパーさんが来た。看護師さんには、血圧など測ってもらって健康状態を診てもらい、オラルケアをしてもらった。痰がかなり多いことを言ったら、訪問看護ステーションにも痰の吸引機があって、1日100円でレンタルできると言う。必要な場合には1月2日の朝9時までに電話することになった。ヘルパーさんには体を拭いてもらって、足浴もしてもらった。ヘルパーさんのときに、ひげがかなりのびていることに気がついた。看護師さんの時に気がつけば剃ってもらえたが、ヘルパーさんは、髭剃りや爪切りはできない。(医療行為になるそうだ。)病院で実習生の方が「自分で剃られましたよ。」と言っていたのを思い出して、電気かみそりを渡した。自分でゾリゾリやり始めた。長年やっていることなので、自然に手が動くのだ。少し経ったら、「まあ、こんなもんだろう。」と言った。でもまだまだたくさん剃り残している。私がやりかけたが、どうもうまくできない。そこへちょうど叔父がやってきたので、代わってやってもらった。やはり普段やっているので、うまい。ひげも剃ってさっぱりした。

水分補給のために、昼食と夕食の間に、胃ろうからお湯を入れている。アミーはそのとき、父のそばにへばりついていて、私がやるのを興味深そうにじっと見ていた。入れ終わって片付けて、ふと見ると、アミーのお尻としっぽが父のお腹のあたりに見える。なにやっているんだろう?と見たら、なんと胃ろうをなめていた!!かじったらたいへんだ!と急いでアミーを抱きかかえた。

年越しそばの汁をガーゼに含ませて、父の口に入れた。少しだけでも年越しそばを味わってもらおうと思った。父は「おいしい。食べたい。」と言った。「もう少し入れる?」と聞いたら、怒ったようにきっぱり「もういい。」食べたくなってしまうのだ。実際には食べられないから、尚のこと辛くなるのだ。しまった、余計なことをした、と思った。父が必死に押さえ込んでいた、食べ物に対する欲求を目覚めさせてしまったようだ。

10時くらい、紅白を見ているときに、もう寝ると言い出した。大晦日でもいつもと変わらない。今日は大晦日だよ、わかる?と朝聞いたときには、何も答えなかった。昨日は、突然「今日はクリスマスだな」と言った。間違ってはいるが、わずか5日のずれだ。父の中で時間はちゃんと過ぎているのだ。


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